ジェロンサポート事業本部
ジェロントロジーの意義と事業部発足の背景
日本の人口における高齢者割合は、2017年現在で約25%です。13年後の2030年には約33%、人口の3人に一人が高齢者となり、今から33年後の2050年には40%、人口の2.5人に一人が65歳以上の高齢者の方となります。
これ程までに高齢者の割合が多い国は、世界史上でも存在しません。
日本特有の社会問題 ジャパン・シンドローム
通常様々な問題は『過去を振り返る』『過去に学ぶ』場合がありますがそういった事ができず、これから予想される超高齢化社会の問題は自分達の知恵で解決し、明るい未来を創る必要があります。その日本の超高齢化社会に対する姿勢が今後世界の手本となっていく事と考えています。
誰もが自分の未来については、『日々の生活に困る事なく豊かさを実感できる心地よい生活環境で生活して行きたい』と考えていますが、超高齢化社会になると、労働者人口が減少し、経済が低迷していきます。経済が低迷するとそれが税金の減収に繋がり、社会保障費が少なくなります。社会保障費が少なくなると当然私達の個人負担が様々な場面で大きくなっていきます。これが負のスパイラル現象であり、この超高齢化社会の日本が直面している「ジャパン・シンドローム」と呼ばれる問題です。
そこで大切なのは高齢者全員が「予防医学」と「健康増進」に取組み、健康で元気に長生きをする事に努力し楽しく生活していかなければいけないという事です。
ジェロントロジーの意義
ジェロントロジーとは、日本語で「老年学」「加齢学」とよばれる学問で『高齢者が抱える問題を医療·政治·経済·社会文化・介護·死・理論·住居·家計·労働、退職· 人間関係・生活行動·心理·生理面などの様々な見地から解決に導き、高齢者の生活を豊かにするための学問』です。今後日本の高齢者割合に比例してこのジェロントロジーの意義が必ず強まっていきます。
そこで考えます、「高齢者が健康で元気に明るく生活するために、大切な事はなんだろう?」
その答えが何よりも、人と人との繋がりではないかと考えています。
その相手は、奥さん、旦那さん、子供、孫、友達、知人…人それぞれでしょう。ただ言えることは、その人達との繋がりがあるからこそ、生きる元気が湧き、何時までも楽しく元気でいたいと考えるのではないかという事です。
それでは、私達が扱っている商品はどんな商品なのか?
まさに、人と人との繋がりを大切にするための商品です。
難聴の方にいつまでも楽しく、元気に明るく生活をして頂くための商品です。つまり私達がこの補聴器の取扱いをする意義は、「今後の日本における超高齢化社会の問題を少しでも解決に近づけるための商品」なのです。
株式会社エヌ ・ アイ ・ シーが今後補聴器という商品を中心として、社会貢献に真剣に取り組むために、このジェロンサポート事業本部を発足しました。
これが事業部発足の背景となります。